ユリワサビ Eutrema tenue


ユリワサビ

分類
アブラナ科 ワサビ属
植生環境
山地
開花時期
3-5月 林床の湿ったところ
地域
岩手・秋田以南
特記
 -
特徴
どこの山でも春、いち早く林床などに多く見られます。
丈は20-30cm、根生する葉は卵円形~腎円形で基部は心形、波状鋸歯があり長柄があります。茎葉はそれより小型で上部は幅が狭い。柄の下部は膨れます。
花は短い総状に付き、花の下には苞があり、やや深く裂けます。長角果は10-15mm、開出するかやや下を向く。
付記
かつて本種の1型とされたオクノユリワサビと呼ぶワサビのような根塊があるものは、近年、多くはオオユリワサビとされている。
備考
エングラー : アブラナ科
類似種
オオユリワサビ : 根生葉は大きく4-8cm、夏枯れする。
撮影地
2017.4 東京都高尾山  他

ユリワサビ

茎が地を匍って伸び、その先に花序を付けます。 (2017.4 東京都高尾山)


ユリワサビ

花は総状花序に付き、1つ1つの花柄の基部に葉状の苞があります。 (2017.4 東京都高尾山)


ユリワサビ

根生葉は単葉で腎円形、5cmくらいまでと小さく、波状の粗い鋸歯があります。 (2008.4 東京都高尾山)


ユリワサビ

茎葉は三角状で波状の粗い鋸歯が目立ちます。 (2013.1 茨城県城里町)