イヌガラシ Rorippa indica
(品種) アオイヌガラシ

2022.5.3 更新

イヌガラシ

分類
アブラナ科 イヌガラシ属
植生環境
開花時期
3-4月 9-10月 道ばた 草地
地域
全国
特記
 -
特徴
丈は10-50cm、根生葉や下部の茎葉は2-15cmの長楕円状披針形~卵形で頭大羽状に裂け、基部は細まります。上部の茎葉は羽状に裂けず、粗い鋸歯状で茎をやや抱き、茎も葉も無毛。
花は総状に付き、花弁は3-3.5mm、果実が長角果であるのもスカシタゴボウとの区別点で、長さ1-2cm、斜上開出します。
花弁のないものは、アオイヌガラシと呼びます。
備考
エングラー : アブラナ科
類似種
スカシタゴボウ : 果実は短角果で長さ4-7mm。
ミチバタガラシ : 果実は柄より僅かに太く、まっすぐに伸び、種子は1列。葉は柔軟で暗い緑色。
撮影地
2017.5 千葉市  他

イヌガラシ

スカシタゴボウより遅く咲き出します。水まわりにもありますが、道ばたや畑など、スカシタゴボウより乾いたところでもよく見られます。上部の茎葉はあまり裂けないことが多いようでした。 (2012.5 千葉市)


イヌガラシ

時期が遅くなると、花弁が短くなったりすることもあります。果実は長角果で長さ1-2cm、先が少し上向きに曲がります。種子は2列に並ぶ。 (2022.5 千葉市)


イヌガラシ

花弁は3-3.5mm、スカシタゴボウより大きい。 (2022.5 千葉市)


イヌガラシ

葉は長楕円状披針形~卵形、頭大羽状~鋸歯縁、基部は上部の葉では茎を少し抱きますが、下部の葉ではほとんど抱かない。 (2022.5 千葉市)


秋に見られる型

イヌガラシ

秋に見られる型。葉が大きくて柔らかな印象。 (2020.11 千葉県鴨川市)


(品種) アオイヌガラシ f. viridiflora

アオイヌガラシ

花弁のないものはアオイヌガラシと呼ぶ。 (2007.5 千葉市)