スカシタゴボウ Rorippa palustris

2024.4.26 更新

スカシタゴボウ

分類
アブラナ科 イヌガラシ属
植生環境
開花時期
3-4月 9-10月 湿ったところ
地域
全国
特記
 -
特徴
丈は0.3-1m。葉は5-17cmで羽状に粗く鋭く中~深裂しますが、上部の茎葉は鋭い鋸歯程度のこともあります。茎葉は茎を抱きます。
花は総状に付き、花弁は1.5-3mm、果実は短角果で4-7mm、果柄は横向きですが、次第にやや下向きになります。
備考
エングラー : アブラナ科
類似種
イヌガラシ : 果実は長角果
撮影地
2012.4 千葉県松戸市  他

スカシタゴボウ

春の田んぼまわりでよく目にします。イヌガラシに比して果実が短い。 (2024.4 千葉県多古町)


スカシタゴボウ

花は小さく、花弁は1.5-3mm、果実は4-7mm。良く似たヒメイヌガラシの果実は、交雑種のため中に種子が入っておらず、細い。但し、本種も早春の頃は不稔のことが少なくない。 (2012.4 千葉県松戸市)


スカシタゴボウ

イヌガラシより葉が鋭く裂ける傾向にありますが、裂け方に個体差が大きい。基部は耳状になって茎を抱きます。 (2016.4 千葉市)


スカシタゴボウ

ヨシ原の中で花期が遅れ、側枝も出さずに直立し、丈が60-70cmくらいになっていたイレギュラーな姿のもの。葉の茎の抱き方も深く、キレハミミイヌガラシを疑ったが、その後果実で本種と判明。 (2022.4 千葉市)