ヨコハママンネングサ

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ベンケイソウ科 Crassulaceae
道路際や石垣などで他よりやや遅れて見られるマンネングサ。南関東では急速に拡散しています。
丈は5-10cm、下部は地を匍って拡がり、上部が立ちあがって鞠状になります。葉は長さは4-6mmほどの長楕円形で断面は半月形、粒状の突起があります。無花茎や花茎の下部に付くものは3輪生し、無花茎の葉は密に付き、有花茎の葉はそれより少しまばらに付きます。
花は8mmほど、4~5数性。

 学名未確定種。なお、本種はモリムラマンネングサ(Sedum uniflorum ssp. japonicum f. morimurae = 異分類 = メノマンネングサの品種) のsynonymであるという意見もあります。

 

2023.4.21 更新
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ヨコハママンネングサ-全体

マット状に綺麗に広がります。町中でも道路際や擁壁の継ぎ目などに
根付いて花を咲かせています。(2014.7 千葉市)

ヨコハママンネングサ-全体2

大きな株では、、半球状、鞠状になります。
(2016.6 千葉市)

ヨコハママンネングサ-全体

(2014.7 千葉市)


ヨコハママンネングサ-全体4

(2015.6 千葉市)


ヨコハママンネングサ-全体5

図鑑では神奈川・千葉と記載がありましたが、東京にも進出しており、
関東の都市部の広い範囲に拡がっていそうです。(2016.5 東京都八王子市)

ヨコハママンネングサ-花

(2014.7 千葉市)


ヨコハママンネングサ-花2

ここで見られた花は全て5数性でした。萼も多肉質。
(2014.7 千葉市)

ヨコハママンネングサ-実

(2014.7 千葉市)


ヨコハママンネングサ-葉

木陰にあったものは無花茎も少し伸びていました。3輪生が基本ですが、
そうでない場所もありました。(2015.6 千葉市)

ヨコハママンネングサ-葉2

有花茎の葉。伸びるので多少間隔があります。3輪生するという特徴は、下部のみで
有花茎の葉ではわかりにくい。(2014.7 千葉市)

ヨコハママンネングサ-葉3

茎の先端等、若い葉には、粒状の突起が見られます。春に顕著。
(2016.4 千葉市)

ヨコハママンネングサ-葉4

5月頃の様子。依然として突起は明瞭。
(2016.5 東京都八王子市)

ヨコハママンネングサ-葉5

花期の突起の状態。幾分目立たなくなっているような気がする。
(2014.7 千葉市)

ヨコハママンネングサ-早春

(2016.2 千葉市)


ヨコハママンネングサ-早春2

(2016.2 千葉市)


ヨコハママンネングサ-比較

左から・・・メキシコマンネングサ、本種、オウシュウタイトゴメ。方眼は1cm。
(2016.5 千葉市)

ヨコハママンネングサ-比較2

左:ヨコハママンネングサ 右:オウシュウタイトゴメ  本種には微細な粒状突起があって
ザラ付き感があり、オウシュウタイトゴメはツルッとしている。(2016.5 千葉市)