カラムシ

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イラクサ科 Urticaceae
アオカラムシの品種。古来はこの植物で繊維をとって布を織ったとされるもの。
丈は1-1.5m、葉は広卵形で先は尾状に長く尖り、裏面は綿毛が密生して白く、柄に短毛が密生します。
花は上部の葉腋に雌花序を、その下に雄花序を付けます。
基準種のアオカラムシは、葉裏に綿毛がなく緑色。良く似たナンバナカラムシは葉が大きく、卵円形。

 

2017.9.13 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 雌花
  • 雄花
  • 葉2
  • 葉3

カラムシ-全体

上部に雌花序が、中段以下に雄花序が付いています。
こんなに綺麗な姿は希。(2014.9 福島県天栄村)

カラムシ-全体

大抵は邪険にされたりツルが絡まったり、倒れかけたりしています。
(2006.9 群馬県 旧・松井田町)

カラムシ-全体3

(2017.9 千葉県鴨川市)


カラムシ-花

左:雌花序 右:雄花序 茎は左側が上。
(2017.9 千葉県 旧・天津小湊町)

カラムシ-花2

葉腋から2つずつ柄を伸ばして花序を付けていました。
(2014.9 福島県天栄村)

カラムシ-花3

(2006.9 千葉県 旧・夷隅町)


カラムシ-葉・実

(2008.9 東京都高尾山)


カラムシ-葉

葉は広卵形。表面にシワが多く、先端は鋭く長く尖ります。
(2017.9 千葉県 旧・天津小湊町)

カラムシ-葉2

葉裏には綿毛が密生。
(2014.9 福島県天栄村)

カラムシ-葉3

葉裏の葉脈から柄にかけて、開出する毛が見られます。
(2014.9 福島県天栄村)

カラムシ-茎

雄花序の基部で撮影。
(2017.9 千葉県 旧・天津小湊町)