コオニタビラコ Lapsanastrum apogonoides

2023.4.8 更新

コオニタビラコ

分類
キク科 ヤブタビラコ属
植生環境
開花時期
3-5月 耕作前の田 田のまわり
地域
東北以南
特記
 -
特徴
春の七草の「ホトケノザ」は本種です。
茎は4-20cmで多数出て斜上、或いは匍います。最初は毛が多いが後に無毛になります。根生葉はロゼット状、4-10cmで頭大羽状に裂けます。茎葉は1-3個で小さい。
頭花は散房状に付き、径1cm、長さ5-6mm、舌状花が6-9個付きます。総苞は円柱状で総苞内片は5個、外片は小さい。
備考
エングラー : キク科
類似種
ヤブタビラコ : 舌状花18-20個と多くてやや小さく、総苞が短い。葉も柔らか。
撮影地
千葉県山武市 千葉市

コオニタビラコ

春の田んぼ雑草。田起こし前に見られます。茎は斜上または匍います。


コオニタビラコ

頭花は散房状に数個ずつ付き、径1cm、舌状花は6-9個、時に10個。総苞片は2列(若しくは3列)あり、外片が短い。


コオニタビラコ

葉はロゼット状で頭大羽状に裂け、ヤブタビラコなどより固く、光沢がありました。茎葉は小さい。


コオニタビラコ

4月に入る頃には放射状に茎を伸ばして株径30cm近くなるようだ。


コオニタビラコ

田の全面にびっしり群れていた群落。近年は種子が散布される前の3月中に田おこしする田んぼが多いせいか、このような田んぼは珍しくなってしまった。