クザカイタンポポ (またはエゾタンポポ)

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キク科 Asteraceae
キク科 Compositae
明るい林内や林縁の半日蔭を好むタンポポ。
総苞は緑色で14-15mm、総苞外片は楕円形~長楕円形でエゾタンポポに比して少し細く、内片の1/2程度で先端がやや尖ります。角状突起はありません。内片も含め、総苞片の先端部の縁などに毛が多く見られます。
頭花はやや小さく、舌状花の先端が黒ずむものが多くありますが、必ずあるとは限らない。
葉は線状倒披針形で他種より幅が細く、羽状深裂。
牧草地などに多数見られるセイヨウタンポポとはうまく棲み分けているようです。

 日本の野生植物には記述がなく、エゾタンポポに含まれるものと思われます。

 

2019.1.10 更新
  • 全体
  • 花2
  • 花3

クザカイタンポポ-全体

圧倒的優勢のセイヨウタンポポが咲き乱れる中、林縁など日当たりのやや悪い所などに
点々と見られました。葉の幅が細い。(2013.5 岩手県 旧・川井村)

クザカイタンポポ-花

花弁先端がわずかに黒ずんでいますが、よほど意識しないと気づけない。
(2013.5 岩手県 旧・川井村)

クザカイタンポポ-花2

エゾタンポポにも似ていますが、外片は少し細め。全ての総苞片の先端部分に
毛が多く見られます。(2013.5 岩手県 旧・川井村)

クザカイタンポポ-花3

舌状花の先端が黒ずんでいます。微細なのでわかりにくい。ただし、他のタンポポでも
わずかに黒ずむものがあります。(2013.5 岩手県 旧・川井村)