ツリガネニンジン / シロバナツリガネニンジン

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キキョウ科 Campanulaceae
花枝に数段にわたり、複数の花が輪生するおなじみの花です。
丈は40-100cm、茎葉は3-5輪生、小型のものは対生し、4-8cmの卵状楕円形~長楕円形で短柄があります。
花序は互生または輪生状に付く小枝の先に複数ずつ付いて円錐状花序となり、数の花を付けます。花冠は鐘形で長さ1.5-4cm、花柱は花冠から少し突き出ます。萼裂片は線形で歯牙があります。
高山型であるハクサンシャジンは丈が低く、花が少し密集して付きます。全体に毛の多いものはシラゲシャジンと呼び、海岸にあって丈が小さく葉の厚いものはハマシャジンと呼ばれます。同じく海岸にあって下部の茎が地を匍うものはハイツリガネニンジンと呼ばれます。

 

2016.11.5 更新
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  • 同2
  • シロバナツリガネニンジン
  • エゾタカネツリガネニンジン

ツリガネニンジン-全体

このあたりでは、お盆前後から11月上旬頃までパラパラと咲きます。
写真は晩秋に咲いた小型株。(2016.11 千葉市)

ツリガネニンジン-全体

(2006.10 長野県・旧穂高町)


ツリガネニンジン-花
花冠はふつう釣鐘型。時にラッパ形。花柱はふつう花冠から飛び出ますが、
北地では飛び出さないものが多く、エゾノツリガネニンジンと呼ばれますが、
分類上は分けない。(2007.8 千葉県・旧成東町)

ツリガネニンジン-花2

ふつう、花柱は花冠から長く飛び出します。花柱先端は3裂、希に4裂。
(2014.8 千葉市)

ツリガネニンジン-花3

花柱先端は3裂。雄しべは花冠の中にあり、通常見えません。
(2014.8 千葉市)

ツリガネニンジン-花4

萼の裂片は線形で突起状の歯牙があります。
(2014.8 千葉市)

ツリガネニンジン-花5

萼裂片に歯牙が確認できなかったもの。何となく痕跡はあるようにも見えます。
(2016.8 千葉市)

ツリガネニンジン-花6

小花序の基部毎に線形の葉状ものが2枚ずつ程度見られ、苞なのか葉なのか?
(2014.8 千葉市)

ツリガネニンジン-実

(2010.8 霧ヶ峰)


ツリガネニンジン-実

(2016.10 千葉市)


ツリガネニンジン-種

種子は長楕円状球形。白枠は1cm方眼。


ツリガネニンジン-葉

葉は卵状楕円形で3-6枚が輪生します。
小さい株は対生、希に互生するものもあります。(2014.8 千葉市)

ツリガネニンジン-葉2

葉裏。毛が多く見られるものも少なくない。
(2016.11 千葉市)

ツリガネニンジン-葉3

葉表。やや革質で遠目には鈍い光沢が見られることが多いですが、
毛が見られるものもあります。(2014.8 千葉市)

ツリガネニンジン-葉4

下部の葉。一番下は根生葉で、円心形で先は丸く明瞭な柄があります。
(2008.10 千葉市)

ツリガネニンジン-茎

茎には稜があり、葉腋部分は若干節状。毛の量はバラツキます。これより遙かに
毛が多く、葉の両面にもあるものはシラゲシャジンと呼ばれます。(2014.8 千葉市)

ツリガネニンジン-芽出し

俗に言う「シトケ」。山菜として食べられ、このくらいが食べ頃らしいですが、
このあたりで見られる数は多くなく、食べないで欲しい。(2014.3 千葉市)

ツリガネニンジン-芽出し2

推定、実生の芽出し。
(2017.5 千葉県 旧・成東町)

シロバナツリガネニンジン-全体2

(f. leucantha) ツルボと一緒に咲いていたもの。
(2015.9 千葉市)

エゾタカネツリガネニンジン
ツリガネニンジンの海岸形で矮小化しないもの。花が輪生して付く総状花序で間隔が短く、
ハクサンシャジンによく似ています。萼裂片が短く歯牙が目立たない、花柱が短い等の
特徴が挙げられます。分類上はツリガネニンジンに含まれます。(2019.7 青森県八戸市)