センウズモドキxオクトリカブト - 野山の花たち東北と関東甲信越の花

柄に多量の屈毛と上部に開出毛が見られ、雑種と思われました。周囲から
オクトリカブトは容易に想像できましたが、もう一方は迷いました。(2014.8 早池峰山)

もう一方はウゼントリカブトも疑いましたが、近隣地域にあるのはセンウズモドキ
なので、この組み合わせと推定しました。　(2014.8 岩手県早池峰山)

花はセンウズモドキに似て、上萼片はあまり伸びず、オクトリカブトのような
僧帽状にならない。(2014.8 岩手県早池峰山)

屈毛が優勢で、開出毛が混ざる印象。萼片外側の毛はオクトリカブトと
同じ屈毛でした。　(2014.8 岩手県早池峰山)

中間部の葉。５中裂で更に２－３裂、基部はオクトリカブトに似て切形でした。
(2014.8 岩手県早池峰山)

上部の葉は５角状にも見えましたが、５中裂と裂け方は浅く、オクトリカブトより
裂片幅が細い。基部の印象もセンウズモドキと違う。(2014.8 岩手県早池峰山)

学名
Aconitum jaluense ssp. iwatekense x A. japonicum ssp. subcuneatum

植生環境	山地
	林内・林縁