ヤマオダマキ

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キンポウゲ科 Ranunculaceae
初夏の山麓などで見かけます。
丈は30-70cm、よく分枝します。根生葉は2回3出複葉で小葉は2.5-3.5cmの扇形、先が2-3中裂し、更に2-3浅裂します。上部の茎葉は無柄。
花は茎頂に数個ずつ付き、径3-3.5cm、萼片は紫褐色で横に平開し、花弁は先端が黄色で前に直立、後部は距となって上を向きます。
萼が淡い黄色のものはキバナノヤマオダマキ、距が丸まって下を向くものはオオヤマオダマキ、萼が黄色で距が下を向くものはキバナノオオヤマオダマキと呼ばれます。

 

2017.5.4 更新
  • 全体
  • 全体2
  • 花2
  • 葉2
  • 葉3

ヤマオダマキ-全体

東北の夏山では、必ずといっていいほど山麓付近で目にします。
(2008.7 早池峰山)

ヤマオダマキ-全体2

(2010.6 岩手県・旧大迫町)


ヤマオダマキ-花

距の先は上を向きます。くるっと半天して下を向いたものは、
オオヤマオダマキと呼ばれます。(2008.6 八幡平)

ヤマオダマキ-花2

(2014.6 青森県 旧・岩木村)


ヤマオダマキ-蕾

蕾の時は、本種もオオヤマオダマキも、距は巻いている。
(2017.5 栃木県市貝町)

ヤマオダマキ-葉

2回3出複葉で、小葉は更に2-3裂します。
(2008.6 岩手県八幡平)

ヤマオダマキ-葉2

葉裏は白っぽいが、毛は見られませんでした。
(2017.5 栃木県市貝町)

ヤマオダマキ-葉3

上部の葉はほとんど柄はなく、3深~全裂で更に裂けるような感じ。
(2017.5 栃木県市貝町)

ヤマオダマキ-茎

茎や葉柄、小葉柄などには毛が散生していました。葉の基部は少し鞘状。
(2017.5 栃木県市貝町)

ヤマオダマキ-春

オオヤマオダマキキバナノオオヤマオダマキキバナノヤマオダマキ、本種のいずれか。
皆同じだと思う。(2016.4 岩手県岩泉町)