ホソバトリカブト 
Aconitum senanense subsp. senanense var. senanense
(型) アカイシトリカブト

2024.9.9 更新

ホソバトリカブト

分類
キンボウゲ科 トリカブト属
植生環境
亜高山 高山
開花時期
8-9月  
地域
谷川 利根源流 八ヶ岳 北ア北部 中ア北部 南ア
特記
 -
特徴
花柄の毛が開出毛のトリカブト。
丈は40-100cm、中部の葉は幅5-13cmで基部まで3深裂し、側裂片はさらに2中~深裂、更に欠刻状に裂けて最終裂片は線状披針形~長楕円状披針形で先が尖ります。葉の両面及び茎には曲がった毛が見られます。
花は散房状に付き、やや小型で長さ3-4cm、雄しべは有毛、雌しべは有毛または無毛、萼の外側と花柄には開出した毛が見られます。
南アや八ヶ岳の高山帯で見られる丈の小さいものはアカイシトリカブトと呼ばれるが分けない。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
ツクバトリカブト : 花柄に屈毛がある。葉は3全裂。腋から出る柄に複数の花が付く。
撮影地
2010.8 長野県八ヶ岳  他

ホソバトリカブト

主に亜高山帯で見られる。全体に開出した毛が多い。萼に毛が多く、白っぽく見えるものもある。 (2009.8 長野県八ヶ岳)

ホソバトリカブト

花糸は有毛、萼にも毛が多い。2009.8 長野県八ヶ岳

ホソバトリカブト

花柄の毛は開出毛。 (2013.9 南ア・北岳)

ホソバトリカブト

葉は3深裂しさらに2-3裂。 (2009.8 長野県八ヶ岳)


ホソバキンポウゲ


(型) アカイシトリカブト (var. heptapetalum = synonym)

アカイシトリカブト