ツクバトリカブト 
Aconitum japonicum subsp. maritimum var. maritimum
(型) ハチブセウズ


ツクバトリカブト

分類
キンボウゲ科 トリカブト属
植生環境
里 山地
開花時期
8-10月 草地 林縁
地域
岩手 宮城 福島 関東 長野
特記
 -
特徴
関東を中心に広域で見られる花柄が屈毛のトリカブト。
丈は0.6-1.5m、葉は3全裂し、側裂片は2深裂、葉の両面と葉柄に屈毛が見られます。
花は散房状に付き、長さ3.5-4cm、上顎片の嘴がやや短いものが多い。雄しべはふつう有毛、萼の外側と花柄に屈毛が多く見られます。
関東の平野部、長野県の中・北部、さらに、三陸の海寄りの地域も本種。
草原帯で見られ、茎が直立する型をハチブセウズと呼ぶが分けない。
備考
エングラー : キンポウゲ科
類似種
 
撮影地
2011.11 千葉市  他

ツクバトリカブト

林縁などで見られる事が多く、多くは斜上し、花期は弓なりになる。 (2011.11 千葉市)

ツクバトリカブト

花糸にはふつう毛がありますが、ないものも多々ある。 (2016.8 長野県北八ヶ岳)

ツクバトリカブト

花柄には屈毛が見られます。萼にも見られた。 (2016.8 長野県北八ヶ岳)


ツクバトリカブト

葉は大きく、3全裂し、更に裂けます。葉柄には屈毛があり、葉脈にも見られます。 (2011.11 千葉市)


(型) 白花


ごく稀に見られる。 (2013.9 長野県霧ヶ峰)


(型) ハチブセウズ (A. rectissimum = synonym)

ハチブセウズ

草原などで直立する型は以前はハチブセウズと呼ばれていましたが、今は分けない。 (2010.8 長野県霧ヶ峰)