ムクノキ Aphananthe aspera

2023.4.17 更新

ムクノキ

分類
アサ科 ムクノキ属
植生環境
開花時期
4-5月 日当たりの良いところ
地域
関東以西
特記
 -
特徴
15-20mになる落葉高木。雌雄同株。
樹皮は灰褐色で滑らかですが、老木になるとうろこ状に剥がれます。枝には皮目が多い。葉は互生し、4-10cmの長卵形、先は尾状、基部は左右不対称で、そこから3脈が伸びます。脈は縁に達する。両面に伏毛があります。
花は葉の展開と同時に咲き、新枝の下部の雄花序が、上部に雌花が1-2個付く。いずれも花被片は5、雄花の雄しべは5、雌花の花柱は2裂。
備考
エングラー : ニレ科
類似種
エノキ : 雄性両全性同株。いずれの花被片も4。葉脈は縁に届かない。
撮影地
2018.4 千葉県八千代市  他

ムクノキ

エノキよりも花期は少し遅く、多少見栄えがする。当地では開花は葉の展開より少し遅れる印象がある。 (2023.4 千葉市)

ムクノキ

雄花の花被片は5、雄しべも5。雌花(小ウィンドウ)は上部の葉腋に1-2個付きます。 (2023.4 千葉市 / 2019.5 千葉市)

ムクノキ

葉は長卵形で基部が左右不対称となります。基部から3脈が出る。 (2018.4 千葉県八千代市)

ムクノキ

果実は径7-12mm。10-11月に熟します。美味と聞きましたが、食感はあまりよくないように感じました。 (2019.11 千葉市)