ワチガイソウ Pseudostellaria heterantha var. heterantha


ワチガイソウ

分類
ナデシコ科 ワチガイソウ属
植生環境
山地
開花時期
4-6月 林内の木陰
地域
岩手以南
特記
 -
特徴
丈は5-15cm、葉は1-4cmの倒披針形~卵状倒披針形で先は尖り、縁毛が見られます。上部の葉は接して付かない。茎には1-2列の毛があります。
花は葉腋から下向きに曲がった毛のある長い柄を伸ばし、1cmほどの花を1つずつ付けます。花弁は5つ、時に4つで先端が尖ります。萼は線状披針形~長楕円形で毛が見られます。
備考
エングラー : ナデシコ科
類似種
ヒゲネワチガイソウ : 花は頂生し、柄は無毛、花弁は5-7個。葉は上2組が接して輪生状。
撮影地
2019.5 山梨県櫛形山  他

ワチガイソウ

花は上部の葉腋に付く。ヒゲネワチガイソウは花は頂生で1つだけ。 (2018.5 山梨県三つ峠山)


ワチガイソウ

時に分枝します。ヒゲネワチガイソウは分枝しない。 (2019.5 山梨県忍野村)


ワチガイソウ

花弁は4-5個、萼も同数、花柄には毛がある。 (2016.4 山梨県山中湖村 / 2019.5 山梨県櫛形山)


ワチガイソウ

上部の葉が2輪生に見えていたもの。本種は成長しながら葉腋ごとに花を付けるので、過程ではこのような姿になることもあるようだ。 花柄に毛が見られることで区別できる。 (2019.5 山梨県櫛形山)