トキソウ

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ラン科 Orchidaceae
山や低地の湿原などでよく見られるランです。
丈は10-30cm、葉はふつう1個で4-10cmの披針形~線状長楕円形、その下に鱗片葉があります。
花は1つ頂生し、3つの萼片が長く、長楕円状披針形で1.5-2.5cm、唇弁は3裂し、中片に毛状の突起が密生します。距はありません。

 

2017.5.13 更新
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トキソウ-全体

丈は15cm程度で花は1つ。優しい感じの可愛らしい花。
(2007.5 千葉県・旧成東町)

トキソウ-全体2

葉は2枚に見えますが、上のものは苞。
(2013.5 千葉県・旧成東町)

トキソウ-全体3

低地の湿原などでも見られます。
(2007.5 千葉県・旧成東町)

トキソウ-全体4

ここでは、ニガナ、後にイシモチソウなどと一緒に沢山咲きます。
(2013.5 千葉県・旧成東町)

トキソウ-花

開いているのは萼片。側花片はかぶと状、唇弁は3裂して前に突き出ます。うち、
中片には多数の突起があり、両側片は小さく目立たない。(2013.5 千葉県・旧成東町)

トキソウ-花2

側花弁の内側や唇弁の外側などに赤い縞状の斑が見られますが、
はっきり見えるものとそうでないものがある。(2013.5 千葉県 旧・成東町)

トキソウ-花3

線状斑の薄いもの。
(2017.5 千葉県 旧・成東町)

トキソウ-花4

ずい柱を撮るつもりが、唇弁の突起が撮れた。
(2017.5 千葉県 旧・成東町)

トキソウ-蕾

咲く直前まで、花は上を向いているものが多い。
(2014.5 千葉県 旧成東町)

トキソウ-葉

葉は1枚、披針形~線状披針形で半ば茎を抱きます。この上に葉と同形で
ひとまわり小さい苞が付きます。(2009.7 群馬県武尊山)

トキソウ-実

(2013.6 千葉県 旧・成東町)


トキソウ-芽だし

大きいほうが葉、内側の小さいほうが苞に包まれた蕾ではないかと思います。
(2013.4 千葉県 旧・成東町)

トキソウ-群生

4月に一面に咲いていたハルリンドウに代わり、5月はこれ。
(2014.5 千葉県 旧・成東町)