ユキワリコザクラ Primula modesta var. fauriei
レブンコザクラ Primula modesta var. matsumurae

(変種) ユキワリコザクラ var. fauriei

ユキワリコザクラ

分類
サクラソウ科 サクラソウ属
植生環境
低山 亜高山
開花時期
5-7月 岩場 乾いた草地
地域
(ユキワリコザクラ) 北海道(南部・東部) 東北北部
(レブンコザクラ) 北海道(礼文・夕張・北見)
特記
(レブンコザクラ) 絶滅危惧2類
特徴
いずれもユキワリソウの変種。
(ユキワリコザクラ) 葉の幅が広くて広卵形~楕円形で基部が急に細くなって長い柄につづき、葉身の縁が強く裏面に巻き、波状のやや不明瞭な歯牙がある。
花はほぼユキワリソウと同じで、7-16cmの花茎に散形状に付き、径1-1.5cm、長さ6mm、喉部から筒部は黄色、花冠裂片の先は浅く裂る。
(レブンコザクラ) 葉がヘラ形で縁で裏面に反り、柄が明瞭でなく、不明瞭な歯牙がある。花は10-15個付き、径1.5cm、果実は萼の1.5-2倍に伸びる。
備考
エングラー : サクラソウ科
類似種
ユキワリソウ : 葉は幅が少し細く、倒卵状長楕円形~倒卵形、鋸歯が明瞭。
撮影地
2011.6 宮城県  他

ユキワリコザクラ

稜線近くの草地に点々とみられました。 (2011.6 宮城県)


ユキワリコザクラ

花はユキワリソウと同じ。 (2011.6 宮城県)


ユキワリコザクラ

葉は途中で急に細くなって長い葉柄に続きます。縁は強く裏面に反り、不明瞭な波状の歯牙がある。 (2010.6 岩手県)


(変種) レブンコザクラ var. matsumurae

レブンコザクラ

葉の縁の歯牙がユキワリコザクラより一層小さい。柄は不明瞭というほどではなかったが、葉身基部が長くくさび形になる感じ。果実は花が終わってまもない状態で、既に萼の1.5倍以上になっていた。 (2007.6 北海道礼文)