ユキワリソウ Primula modesta var. modesta


ユキワリソウ

分類
サクラソウ科 サクラソウ属
植生環境
低山 亜高山
開花時期
5-7月 岩場 草地
地域
山形 福島 群馬 栃木 新潟 長野
特記
 -
特徴
キンポウゲ科のミスミソウやスハマソウなどのことを通称「雪割草」と呼びますが、植物和名の「ユキワリソウ」はこちらです。
葉は倒卵状長楕円形~倒卵形で3-7cm、先は丸く、基部は柄に続きます。縁には鋸歯があって裏側に巻きます。裏面は粉状物に覆われて白い。
花は7-20cmの花茎に散形状に3-15個付き、径1-1.5cm、長さ6mm、喉部から筒部は黄色、花冠裂片の先は浅く裂けます。
備考
エングラー : サクラソウ科
類似種
ユキワリコザクラ : 葉の幅が広く、広卵形~楕円形、鋸歯は波状で不明瞭。葉柄が長い。
撮影地
2015.6 栃木県  他

ユキワリソウ

かつてコウシンコザクラと呼ばれたもの。やや湿った岩場にあり、小型である以外、顕著な差はない。 (2015.6 栃木県)


ユキワリソウ

草地で見られたやや丈の大きなもの。 (2009.6 北ア)


ユキワリソウ

花は径1-1.5cm。花茎は微毛があり、粉をふいたような感じに見えます。 (2009.6 北ア)


ユキワリソウ

葉は始めは全体としてヘラ形、後に広卵形で柄がはっきりとし、且つ長くなってきます。 葉面にも若干の粉状物が見られました。葉裏はびっしりと粉状物に覆われていて白い。 (2015.6 栃木県)