(雑) ハッカの不明雑種

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シソ科 Lamiaceae
シソ科 Rabiatae
(観察による記述)
丈は50-60cm、よく分枝します。全体に開出した毛が多く、葉は卵形~狭卵形で両面に毛があります。葉柄は短い。
花は上部の枝の葉腋に多数付き、雄しべ不完全(花粉なし)で、花冠からあまり飛び出ない。萼には毛が見られ、裂片の先は鋭く尖る。

 

2020.7.14 更新
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  • 疑義

アメリカハッカ-全体

側枝が早くから伸び、茎頂の花序が咲き出した数日後には
側枝の花序も咲き出していました。(2020.7 千葉市)

ハッカ不明種-全体2

(2020.7 千葉市)


ハッカ不明種-全体2

ハッカは香りも特定の手段になるのですが、あまり好きでないもので、
嗅ぎ分けられなかった。(2020.7 千葉市)

ハッカ不明種4

蕾が見られる前からほぼ全ての葉腋毎から分枝が始まっている。
(2020.7 千葉市)

ハッカ不明種-花

花序は葉腋に数段に分かれて付く。この写真だけ見ると、ヨウシュハッカのよう。
(2020.7 千葉市)

ハッカ不明種-花2

花柱は目立ちますが、雄しべは花冠から飛び出ないようです。
(2020.7 千葉市)

ハッカ不明種-花3

葯は裂開しているのに、どこにも花粉がこぼれていない。
葯に花粉は入っていなかったと思われる。(2020.7 千葉市)

ハッカ不明種-花3

萼には毛が見られ、裂片の先は鋭く尖っていました。
(2020.7 千葉市)

ハッカ不明種-花4

萼には毛の他に腺点も見られた。
(2020.7 千葉市)

ハッカ不明種-葉

葉は狭卵形~卵形。
(2020.7 千葉市)

ハッカ不明種-葉2

葉表にも毛が見られました。
(2020.7 千葉市)

ハッカ不明種-葉3

葉裏脈上に屈毛が見られ、面に腺点が見られました。
(2020.7 千葉市)

ハッカ不明種-茎

茎には下向きの屈毛が見られ、節には密生していました。
(2020.7 千葉市)

ハッカ不明種-走出枝

走出枝が見られました。
(2020.7 千葉市)

当初、アメリカハッカと考えていましたが、毛の量が多いこと、積極的に分枝することなどに違和感があり、アメリカハッカではないとの結論になりました。

まず、雄しべの葯に花粉が入っていないことから、雑種で間違いないと考えます。

次のポイントは・・・
花序以下の葉腋で積極的に分枝する・・・ナガバハッカ、マルバハッカ
雄しべが花冠から飛び出ない・・・ヨウシュハッカ、ナガバハッカ
花が穂状にならない(葉腋に付く)・・・ハッカ、ヨウシュハッカ

その他も考慮して推察すると、・・・ナガバハッカ x ヨウシュハッカ

が有力ですが、何も資料がなくてこれ以上の確認は困難でした。
ご情報頂ければ幸いです。