キバナアキギリ Salvia nipponica var. nipponica


キバナアキギリ

分類
シソ科 アキギリ属
植生環境
山地
開花時期
8-10月 林内
地域
本州以南
特記
 -
特徴
丈は20-40cm、葉は5-10cmの三角状のほこ形で基部が張り出し、長柄があります。
花は茎頂に総状に付き、約3cm、雄しべは2、花柱は長く花冠から突き出て先端が2裂します。花柱や雄しべはふつう、赤味を帯びます。萼には白毛が多く見られます。
長野・群馬には、より丈が大きくて葉が卵心形のシナノアキギリが、長野には他にキソキバナアキギリと呼ぶ6月に咲くものがあります。
備考
エングラー : シソ科
類似種
シナノアキギリ : 丈は50-80cmと大きく、葉の基部は張り出さない。
サキクバナアキギリ : 本種とシナノアキギリの交雑種で両者の中間形状。
キソキバナアキギリ : 6月に開花し、全体に毛は少ない。
撮影地
2015.9 千葉市  他

キバナアキギリ

ふつうは9月頃に一斉に咲き出しますが、暖地では11月になっても見られます。花は多段の輪生状に付きますが、一度には咲かない。 (2016.10 千葉市)


キバナアキギリ

花冠は2-2.5cm、萼、上唇などにも開出した毛が見られ、基部に短柄があります。 花柱は赤く、長く突き出て先が2裂。 (2015.9 千葉市)


キバナアキギリ

葉は三角状ほこ形で長い柄があります。 (2016.10 千葉市)