(雑) サクキバナフキギリ Salvia x sakuensis


サクキバナアキギリ

分類
シソ科 アキギリ属
植生環境
山地
開花時期
8-9月 林内
地域
長野
特記
 -
特徴
キバナアキギリとシナノアキギリの自然交雑種。
(以下、観察による記述)
丈はキバナアキギリとほぼ一緒か少し大きい。茎には長い開出毛に短い腺毛が混じります。葉は卵形で基部は心形、両脇が角張るか、少し張り出し、両面にビロード状の毛があります。
花は茎頂に穂状に付き、キバナアキギリより少し小さく、萼や花序の軸に腺毛が密生してよく粘ります。雄しべは2で上唇に包まれ、先が2裂した花柱が飛び出します。
備考
エングラー : シソ科
類似種
シナノアキギリ : 丈は50-80cmと大きく、葉は卵形で基部は張り出さない。
キバナアキギリ : 丈は20-40cm、茎には開出毛が密にあり、葉の基部が張り出す。
撮影地
2016.8 長野県

サクキバナアキギリ

丈はキバナアキギリより少しだけ大きく、花序の軸や萼には腺毛が密生するところはシナノアキギリに似る。花冠外側は単純毛。 (2016.8 長野県)


サクキバナアキギリ

葉は卵形で基部は心形とシナノアキギリと似ていますが、基部両翼がシナノアキギリのように丸みはなく、角張り、多少張り出すものもありました。 (2016.8 長野県)


サクキバナアキギリ

茎の毛はシナノアキギリに似て開出毛と腺毛がある。 (2016.8 長野県)