ニワトコ Sambucus racemosa subsp. sieboldiana var. sieboldiana
(品種) キミノニワトコ / オオバニワトコ / ケニワトコ

2023.6.10 更新

ニワトコ

分類
ガマズミ科 ニワトコ属
植生環境
里 山地
開花時期
3-5月 林縁
地域
本州~奄美
特記
 -
特徴
丈が6mほどになる落葉小高木。
葉は8-30cmの奇数羽状複葉で、花の付く枝では小葉は2-3対、小葉は3-10cmの長楕円形、先は鋭く尖り、縁には細かな鋸歯があります。
花序は円錐形、花は淡黄色ですが、雌しべの先だけが紫色になります。
果実が黄色いものはキミノニワトコ、有花茎の葉が5小葉で大きいものはオオバニワトコ、葉裏、葉柄、花序の軸などに毛が多いものはケニワトコと呼ばれます。
備考
エングラー : スイカズラ科
類似種
ミヤマニワトコ(オオニワトコ) : 茎が横に伸び、小葉は2-3対で5-13cmと大きいもの
エゾニワトコ : 茎が横に倒れて伸び、小葉がより丸みがあり、鋸歯が粗く裏面脈上に固い毛のあるもの
撮影地
2021.4 千葉市  他

ニワトコ

高さ5-6mになりますが、都市近郊などでは刈られて1-2mのものをよく見ます。花序は円錐状。 (2018.3 千葉市)


ニワトコ

花冠は5裂、花柱先端だけ赤い。花弁は反曲します。 (2018.3 千葉市)


ニワトコ

葉は奇数羽状複葉、小葉は2-3対で長楕円形、先は鋭く尖ります。 (2021.4 千葉市)


ニワトコ

果実はふつう6-7月頃、赤く熟します。 (2018.5 千葉市)


(品種) キミノニワトコ f. nakaiana

キミノニワトコ

果実の黄色いものは、キミノニワトコ (f. nakaiana) と呼ばれます。 (2023.6 千葉市)


(品種)  オオバニワトコ f. macrophylla

オオバニワトコ

小葉が大きくて6-15cm、有花径の小葉が2対しかないものはオオバニワトコ(f. macrophylla) と呼ばれ、東北や日本海側で見られます。 (2011.5 新潟市 / 失念)


(品種) ケニワトコ f. stenophylla

ケニワトコ