(雑) ミドリミツモリスミレ

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スミレ科 Violaceae
マキノスミレフモトスミレの自然交雑種。両者が自生するところで稀に見られます。
葉に斑の入るものが典型で、ミツモリスミレと呼ばれます。
(観察による記述)
全体にマキノスミレに似ます。葉身や葉柄の長さはマキノスミレに似ますが、葉の幅が広くてやや丸みを帯び、柄は斜めに伸びて葉身は横に展開します。
花もマキノスミレに似てピンク色、大きさもほぼ同じですが、多くは側弁に毛が多く見られます。距はマキノスミレより短い。

 

2019.4.11 作成
  • 全体
  • 全体2
  • 花正面
  • 花 横

ミドリミツモリスミレ-全体

マキノスミレフモトスミレが共生する明るい林内で見られました。一見ではマキノスミレによく似ますが、葉の形、側弁の毛、距の長さなどに違いが見られた。(2019.4 群馬県)

ミドリミツモリスミレ-全体2

マキノスミレより立派な株が多くあり、花数も多い。フモトスミレに似た要素はあまり
感じらませんが、周囲の状況からそれ以外は考えられない。(2019.4 群馬県)

ミドリミツモリスミレ-花

側弁に毛が多く見られます。稀にないものもあるそうです。
(2019.4 群馬県)

ミドリミツモリスミレ-花2

萼の付属体はマキノスミレとよく似ていますが、距はマキノスミレより短く、ポッテリした感じがフモトスミレの面影を残しているように見えなくもない。(2019.4 群馬県)

ミドリミツモリスミレ-葉

葉は大きさなど、マキノスミレに似ていましたが、より幅が広く、丸みも帯びており、
立ち上がる傾向はなく、横に展開していました。(2019.4 群馬県)