イヌタヌキモ Utricularia x australis


イヌタヌキモ

分類
タヌキモ科 タヌキモ属
植生環境
開花時期
7-9月 湖沼 ため池 水田 水路
地域
全国
特記
準絶滅危惧
特徴
根がなく、水中を漂う食虫植物。
茎は1mに達し、葉は1.5-4.5cm、基部で2分しそれぞれ更に細かく細裂します。ふつう、捕虫嚢は多数付く。
花は茎よりやや太い1-5cmの花茎に3-10個付き、径1cm。距は下唇より短く鈍頭、前を向く。
備考
エングラー : タヌキモ科
類似種
タヌキモ : オオタヌキモとイヌタヌキモの交雑由来の種で、距が少し長い。花粉は付かず果実はできない。
撮影地
2012.8 青森県三沢市  他

イヌタヌキモ

水中から葉の茎より遙かに太い花柄を伸ばして、水上に花序を付けていました。花序に花は3-10個付き、径1cm、距は下唇より短い。 (2012.8 青森県三沢市)

イヌタヌキモ

葉は糸状に裂け、捕虫嚢が多数付きます。糸状に伸びるものはわからない。 (2017.7 青森県つがる市)

イヌタヌキモ

葉は基部で2裂し、更に糸状に裂け、歯牙状の突起がある。 (2017.7 青森県つがる市)


イヌタヌキモ

虫をとらえた様子。2本の毛のようなものがある部分が水の出入り口。この毛は「おとり」の役割を果たすもので、開閉を司る触刺ではないそうだ。 (2019.5 千葉県山武市)