オオバタネツケバナに比して小葉の数が少ないだけのマニアックな種と思っていましたが、見つけた瞬間、おどろくほど印象が違いました。(2015.5 新潟県 旧・小出町)
沢沿いの湿った所に点々と群れがありました。姿の違いもさることながら、茎や葉がやや青白く、
オオバタネツケバナのような光沢がない印象でした。根生葉は沢沿いのせいか、全てで失われていて見られなかった。(2015.5 新潟県 旧・小出町)
丈はあまり大きくなく、みな30cmほど、上部は3小葉でも側小葉が極端に小さく、単葉の葉腋に側枝の芽があるように見えました。(2015.5 新潟県 旧・小出町)
咲き始めのまだ小さな株。
(2015.5 新潟県 旧・小出町)
花はこの仲間の中では大きく、1cm弱ありました。
オオバタネツケバナより花柱も長い。(2015.5 新潟県 旧・小出町)
上部の葉は単葉か3小葉で頂小葉は丸くて大きく、側小葉はあってもごく小さい。
オオバタネツケバナに比して葉がやや青白いという印象。(2015.5 新潟県 旧・小出町)
下部の葉。多くは羽状3裂か5裂。頂小葉は丸くて大きく、側小葉は小さい。
光沢があまりなく、葉軸の毛はわずかに確認しましたが、葉面は確認できなかった。
(2015.5 新潟県 旧・小出町)
葉裏や茎には全体に微毛が多く見られました。
(2015.5 新潟県 旧・小出町)
ここでは普通の
オオバタネツケバナも見られましたが、このような両者の中間と思えるもの
も数株ありました。上部はほぼ単葉で下部は最大9小葉。(2015.5 新潟県 旧・小出町)