ヘラハタザオ Catolobus ligulifolia


ヘラハタザオ

分類
アブラナ科 エゾハタザオ属
植生環境
山地
開花時期
6月 石灰岩地
地域
秩父山地 南ア
特記
絶滅危惧1A類
特徴
石灰岩地で見られるハタザオで、茎葉の基部がやじり形や心形となってやや茎を抱くものです。
丈は15-30cm。根生葉は倒卵形~ヘラ型。茎葉はヘラ状長楕円形、鋭頭から鈍頭、全縁か突起状の微鋸歯が数対ある。果実は茎から離れて斜上します。
(以下、観察による)
茎には単純毛が密生しています。根生葉、茎葉ともには二股毛が見られ、根生葉や下部の茎の葉裏は赤味を帯びることが多い。花序に付く花も多くない。
備考
エングラー : アブラナ科
類似種
 
撮影地
2013.6 秩父山地

ヘラハタザオ

数がとても少なく、開花が確認できたのは10株に満たない数でした。石灰岩地から少し離れると、ヤマハタザオが沢山有りました。 (2013.6 秩父山地)


ヘラハタザオ

根生葉は倒卵形~ヘラ形、二股毛が多く見られます。 (2013.6 秩父山地)


ヘラハタザオ

基部がわずかに耳状のように外にはみ出しているように見えた。「日本の野生植物」ではほぼ全縁とあるが、突起状の鋸歯が見られるものが多かった。 (2013.6 秩父山地)