イワハタザオ Arabis serrata var. japonica
(品種) ケナシイワハタザオ


イワハタザオ

分類
アブラナ科 ヤマハタザオ属
植生環境
山地 亜高山
開花時期
4-6月 砂礫地 岩場
地域
東北~中部
特記
 -
特徴
フジハタザオのグループは茎葉が茎を抱き、長角果が茎から離れているのが特徴です。
本種は根生葉に長い柄があること、鋸歯が浅いこと、ウメハタザオなどに比べて丈が伸び、15-40cmになることなどで区別します。
全体に毛の少ないものは、ケナシイワハタザオと呼びます。
備考
エングラー : アブラナ科
類似種
フジハタザオ : 丈は~25cm、根生葉の基部は徐々に細まる。
ウメハタザオ : 本種の中部山岳の高山型。丈は~20cm、花弁が大きく10-12mm。
イワテハタザオ : 本種の北東北の高山型。花柱が短い
シコクハタザオ : 長角果が7-9cmと長く、残存花柱は2-2.5mmと長い。
エゾイワハタザオ : 長角果は6-9cmで鈍角に伸びて弓なりになる。
撮影地
2014.4 新潟県加茂市  他

イワハタザオ

典型の根生葉。面に星状毛が、縁に二股毛が見られます。茎葉は茎を抱く。 (2009.7 群馬県尾瀬)


イワハタザオ


(品種) ケナシイワハタザオ f. glabrescens

ケナシイワハタザオ

全体に毛がない、若しくは毛がとても少ないものです。 (2011.5 新潟県弥彦町)


ケナシイワハタザオ