ヤマガラシ Barbrea orthoceras


ヤマガラシ

分類
アブラナ科 ヤマガラシ属
植生環境
山地 亜高山
開花時期
5-8月 湿った草地
地域
中部以北
特記
 -
特徴
初夏に咲き、山地性。
丈は20-60cm、根生葉は6-12cmで頭大羽状に裂け、頂小葉が丸く大きく楕円形~広卵形、茎葉は下部は羽状中~深裂、中部以上は単葉のことが多く、いずれも基部が耳状に張り出し茎を抱きます。
花は総状に付き、花弁は2.5-3mm、長角果は線形でハルザキヤマガラシより長く、3-5cm、茎と平行に付く。残存花柱は1mm以下
良く似たハルザキヤマガラシも似た環境を好みますが、本種は里などにはなく、山地帯上部以上でよく見かけます。
備考
エングラー : アブラナ科
類似種
ハルザキヤマガラシ : 果実は1-3cmと短く、先端に2-3mmほどの花柱が残る。
撮影地
2011.7 南ア・北岳  他

ヤマガラシ

上部の葉は次第に側小葉がなくなって広卵形の単葉になることが多い。 (2015.6 岩手県早池峰山)


ヤマガラシ

果実は3-5cmとハルザキヤマガラシより長く、先端の残存花柱は太くて1mm程度で目立たない。 (2015.6 岩手県早池峰山)


ヤマガラシ

茎葉は頭大羽状に裂け、中部以上では基部は耳状になって茎を抱きます。 (2014.6 青森県岩木山)