マルバウツギ Deutzia scabra var. scabra


マルバウツギ

分類
アジサイ科 ウツギ属
植生環境
山地
開花時期
4-5月 向陽の林縁
地域
関東以西
特記
 -
特徴
西日本に多いウツギ。全体に星状毛が多い。
若い枝は紫色で星状毛が密生します。葉は3.5-6cmの卵形~楕円形で浅い鋸歯があり、両面に星状毛があります。
花は円錐花序に付き、径1cm、平開してオレンジ色の花盤がよく目立ちます。花序の軸や柄など、星状毛が密生し、開出毛が混じる。
備考
エングラー : ユキノシタ科
類似種
ウツギ : 花期が半月ほど遅く、花弁は斜開、葉は楕円形~卵状披針形。
ヒメウツギ : 花期が半月ほど早く、花径1.4cmとやや大きい。葉は薄く、明るい緑色。
撮影地
2019.5 千葉県いすみ市  他

マルバウツギ

よく分枝し、枝はやや細いようで、先が垂れ下がる姿が多く見られました。全体に星状毛が多い。 (2016.4 千葉県鴨川市)


マルバウツギ

オレンジ色の花盤がとても目立ちます。雄しべ10,花糸は基部は幅がありますが先が細まる。花柱は3。花弁に縮毛(?)があるようです。萼裂片は広三角形で星状毛がある。花柄を含む花序には開出した毛があり、星状毛が見られます。(2019.5 千葉県いすみ市 / 2016.4 千葉県鴨川市)


マルバウツギ

葉は卵形~楕円形、ザラ付き、縁に浅い鋸歯があり、短柄があります。花序の付いたすぐ下の葉は、柄がなく、広卵形であることが多い。 (2016.4 千葉県鴨川市)


マルバウツギ

葉裏に星状毛とT字状毛があります。 (2016.4 千葉県鴨川市)