タマアジサイ Hydrangea involucrata


タマアジサイ

分類
アジサイ科 アジサイ属
植生環境
山地
開花時期
7-9月 林内
地域
宮城~岐阜の主に太平洋側
特記
 -
特徴
蕾の時、総苞に包まれていて丸い玉のようになっているのが特徴。
丈は1-2m、葉は10-25cmの長楕円形~倒卵形で先は尖り、縁の鋸歯は細かい。両面に堅い毛があります。
花序は茎頂に付き、蕾の時は総苞片に包まれて球状、片は開花時に脱落する。開花時の花序は10-25cmの散房花序、装飾花は白~淡紫で萼片は3-5枚、両性花の花弁は5、雄しべ10。花期は他のアジサイより遅い。
異説
アジサイ属をHortensiaとする見解がある。
タマアジサイ属(Platycrater)とする見解がある。
備考
エングラー : ユキノシタ科
類似種
ヤマアジサイ : 花期は6-7月、開花前の花序は露出している。
撮影地
2017.8 東京都高尾山

タマアジサイ

蕾は総苞に包まれていますが、片は必ずしも全体を包んでいる訳ではないようで、小花序ごとに分かれているように見えます。 (2017.8 東京都高尾山)


タマアジサイ

装飾花は萼片3-5個、両性花は花弁はふつう5、雄しべは10。 (2017.8 東京都高尾山)


タマアジサイ

葉は大きく、長楕円形~倒卵形、ガクアジサイに似るが、光沢はなく、鋸歯は細かい。柄は長い。 (2017.8 東京都高尾山)