- 全体
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- 葉
- 葉2
- 茎
- シロウマアカバナについて
- その2
白馬岳には、シロウマアカバナと呼ばれるものがあり、種子に乳頭状突起がないそうですが、外観での判別は容易ではなく、これはどちらだか・・・。(2011.8 北ア・白馬岳)
(2015.7 北ア・白馬岳)
花柱は棍棒状。
(2008.7 北ア・白馬岳)
子房には腺毛が多く見られましたので、写真のものはミヤマアカバナと思われます。
(2015.7 北ア・白馬岳)
葉は長楕円形~卵形。短柄があります。上部を除き、 鋸歯は低くてあまり目だたない。
(2008.7 北ア・白馬岳)
上部の葉は下部より鋸歯が目立つことが多い。
(2015.7 北ア・白馬岳)
茎には2稜があり、稜には屈毛が見られます。葉には短柄が見られます。
(2015.7 北ア・白馬岳)
撮影地である白馬岳には、外観がミヤマアカバナとウリふたつのシロウマアカバナが自生します。 両者の差異は・・・ミヤマアカバナには種子に微細な乳頭状突起が密生し、シロウマアカバナには乳頭状突起がないのが決定的差異とされています。また特徴として、ミヤマアカバナの果実には腺毛がまばらにあり、果柄が0.5-1.5cm、であるのに対して、シロウマアカバナの果実はほぼ無毛、果柄が1.5-3cmと長いとされています。 自生地については・・・ミヤマアカバナは中部以北であるのに対して、シロウマアカバナは中部地方、及び大雪、知床山系とされています。 そもそも、筆者は種子を確認しておりませんので、写真がどちらであるのか確証を持てません。 また、両者の自生域は重なっており、「白馬岳のものはシロウマアカバナ」と推定するのも躊躇われました。 従って両種併記とさせて頂きました。外観はほとんど変わりませんから、どちらで解釈頂いても問題ないと思います。 なお、両種は別種とされています(和名-学名対照表参照)ので、ミヤマアカバナの名でシロウマアカバナを含める広義とすることは出来ません。 |
非常に良く似た3種を比較してみましたのでご参考までに・・・。
なお、アシボソアカバナについては、この方法で見分けることが可能と確信しております。 |