キヌタソウ

アカネ科 Rubiaceae
山地などでは斜面から斜上する姿になることも多い。
丈は30-60cmほど、ほとんど枝分かれせず、茎には微毛が少しあります。葉は2-8cmの卵状披針形~狭披針形、4枚が輪生し、3脈が目立ち先は尾状に長く鋭く尖ります。縁と葉裏葉脈に毛がある。
花は茎の先端に円錐状に集散花序に付き、花冠は緑がかった白色で4裂、径2.5mm。果実は無毛。

 

2017.8.12 更新
  • 全体
  • 全体2
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  • 全体4
  • 花2
  • 葉2
  • 葉3
  • 葉4
  • 春(参考)

キヌタソウ-全体

多くは斜上するような姿で見られます。
(2010.7 群馬県妙義山)

キヌタソウ-全体2

葉の幅のやや広いもの。葉の雰囲気はオオバノヨツバムグラのようでした。
(2017.8 群馬県妙義山)

キヌタソウ-全体3

まっすぐ立ちあがっていたもの。丈はやや低め。
(2016.8 栃木県日光市)

キヌタソウ-全体4

(2015.8 山梨県北岳)


キヌタソウ-花

花序は円錐形となり、花冠は4裂。
(2010.7 妙義山)

キヌタソウ-花2

花冠裂片の先端が急に尖るような感じ。裂片には3裂の突起列のようなものが
ありました。雄しべ4、花柱2。(2016.8 栃木県日光市)

キヌタソウ-葉

葉は4輪生、卵状披針形~披針形で3脈が目立ち、柄はありません。
(2009.7 三ツ峠山)

キヌタソウ-葉2

葉が卵形に近かったもの。
(2017.8 群馬県妙義山)

キヌタソウ-葉3

縁や脈上に毛が見られました。
(2016.8 栃木県日光市)

キヌタソウ-葉4

葉裏脈上に上向きの刺毛があり、縁にも見られます。
(2017.8 群馬県妙義山)

キヌタソウ-茎

茎には4稜があり、無毛に見えましたが、微毛があるようです。
葉の基部の毛は確認出来ました。(2016.8 栃木県日光市)

キヌタソウ-春

葉表葉脈に毛が見られなかったので良く似たオオバノヨツバムグラではなく本種だと推定。最下部の葉は4枚揃わないことも多いようでした。(2016.5 静岡県富士宮市)