ハリヒジキ

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ヒユ科 Amaranthaceae
アカザ科 Chenopodiaceae
オカヒジキによく似た外来種。
丈もオカヒジキと同じ10-40cm、茎はよく分枝し、横にも拡がります。葉は円柱状で1-3cmで先が鋭い刺状となります。
花は葉腋に1つずつ付き、基部に2つの苞が付き、花被は5で、果期に膜質の翼が拡がって果実を環状にとり囲みます。
オカヒジキには花被に翼はない。

本ページは2020.1.26 疑義ありとして削除しましたが、確認できましたので、写真を追加して再掲載しました。

 

2020.10.21 更新
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ハリヒジキ-全体

北地で見られると聞いていましたが、外国船の出入りが多い東京湾の入口にあるここなら、
どんな外来種があっても不思議ではないと思いました。(2010.10 千葉県館山市)

ハリヒジキ-全体

(2010.10 千葉県館山市)


ハリヒジキ-全体2

葉がオカヒジキに比して短く、先端の刺が鋭く感じました。
(2010.10 千葉県館山市)

ハリヒジキ-実

果実は花が咲いているように見えます。
(2010.10 千葉県館山市)

ハリヒジキ-実2

果実は葉と2枚の苞に囲まれている。
(2020.10 千葉県館山市)

ハリヒジキ-実3
花被片(A)はオカヒジキと同じように上部で直角に内側に折れ曲がって果実を包みますが、横に張り出す花弁状の付属体(B)があって環状に果実を取り囲みます。
図鑑等ではこれを"花被片の翼"と呼んでいます。 (2020.10 千葉県館山市)

ハリヒジキ-実4

葉と2つの苞を取り去った状態。
(2020.10 千葉県館山市)

ハリヒジキ-比較

左:オカヒジキ 右:ハリヒジキ オカヒジキには花被に翼がない。
(オカヒジキ:2016 千葉県 旧・岬町 ハリヒジキ:2020 千葉県館山市)

ハリヒジキ-参考

本種と思われるもの。熟した状態。
(2017.10 青森県階上町)