カワラアカザ Chenopodium acuminatum var. vachelii


カワラアカザ

分類
ヒユ科 アカザ属
植生環境
海岸 里
開花時期
7-10月 河原 浜
地域
本州以南
特記
 -
特徴
ホソバアカザによく似ていますが、花序に毛が密生します。
丈は30-50cm、葉は全縁、広線形~長卵形で縁に透明な縁取りがあり、裏面に粉状物が見られます。
花序は細く、茎頂や葉腋に付き、ほとんど分枝しません。花序の軸に透明な円柱状(管状)の毛が密生します。
意外とシロザの誤認が多い。
備考
エングラー : アカザ科
類似種
シロザ : 葉は薄く卵形~菱状卵形、鋸歯がある。花序に管状毛はない。
ホソバアカザ : 花序の軸はに乳頭状突起はあるが、管状毛はない。
マルバアカザ : 葉は長楕円形~広卵形、花序軸に管状毛がある。
撮影地
2017.8 新潟県

カワラアカザ

河原ではシロザなども小型でよく似た姿になり誤認されがちですが、葉が全縁でやや厚いのがわかりやすい違い。さらに花序はややまばらで、ほとんど分枝せず、軸が毛で白く見えるのがポイント。関東では滅多に見られなくなってしまった。 (2017.8 新潟県)


カワラアカザ

花序の軸には管状の毛が密生しています。「管状」かどうかの確認は容易に出来ませんが、鱗状毛とは明らかに異なり、これがよく似たホソバアカザとの決定的な違いになる。 (2017.8 新潟県)


カワラアカザ

葉は細く、広線形~長卵形、鋸歯はなく全縁。 (2017.8 新潟県)