ヒメシャガ

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アヤメ科 Iridaceae
葉は淡緑色で柔らかく、20-40cm、幅0.5-1.5cmで冬は枯れます。
花茎は30cm以下、花は4cmで淡紫、花被は全縁、外花被片は中央部より下が白く、中脈付近に隆起があり、外に向かって紫条が走ります。内花被片はやや小さく、先が2裂。花柱上部は3裂して更に裂けて花弁状、裏面に雄しべが張り付きます。

 

2017.9.2 更新
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ヒメシャガ-全体

林内で群生して見られました。花数は少なく、2つか3つ程度。
(2017.5 栃木県A)

ヒメシャガ-全体2

アヤメ科の花としては小さく、全体に華奢な感じですが、
それだけに野草としての趣が あって可愛らしい。(2017.5 栃木県A)

ヒメシャガ-全体3

(2017.5 群馬県)


ヒメシャガ-全体4
雪融け水が轟音をたてて落ちる滝壺直上の急斜面の草付き岩場で見られたもの。
ビレーできず、腰が引けてしまって、どうしてもこれ以上は近づけなかった。
(2017.5 新潟県)

ヒメシャガ-花

外花被片には紫色の脈と黄色い斑が見られます。
(2012.5 栃木県B)

ヒメシャガ-花2

開花したばかりの花は色鮮やか。外花被片は蕾の時、両側から巻いているので、
まだ縁が少し丸まっている。(2017.5 栃木県A)

ヒメシャガ-花3

内花被片は咲くが小さく2裂している。
(2017.5 栃木県A)

ヒメシャガ-花4

外花被片の中央に線状に太い脈のような部分があり、この部分は裏面から見ると
ややV字状になって厚みがあり、「梁」のような役割をしていました。(2017.5 栃木県A)

ヒメシャガ-花5

開花直前の蕾。矢印部分が外花被片の「梁」部分。
(2017.5 新潟県)

ヒメシャガ-花6

外花被片の「梁」部分の先端は突起状になり、黄色味を帯びます。
(2017.5 栃木県A)

ヒメシャガ-花7

花柱上部は3裂して花弁状、更にその先が2裂し、更に櫛歯状に裂けていました。
写真中央は表側から見た状態。(2017.5 栃木県A)

ヒメシャガ-花8

裏面側。2裂する手前より下側に、雄しべが隠されています。
(2017.5 栃木県A)

ヒメシャガ-実

(2017.8 群馬県谷川岳)


ヒメシャガ-葉

根際の葉はいかにもアヤメの仲間らしい姿。大きな株ではリング状や馬蹄状に
拡がっていました。(2017.5 栃木県A)

ヒメシャガ-葉2

葉は他のアヤメの仲間同様、中央で折れて表を内側にして両面裏。
柔らかでやさしい緑色。(2017.5 栃木県A)

ヒメシャガ-葉3

茎葉。基部は鞘状。
(2017.5 栃木県A)

ヒメシャガ-全体

1株だけ見られました。
(2017.6 群馬県)

ヒメシャガ-白花2

よく見ると花柱上部に少し色が残っていましたが・・・。
(2017.6 群馬県)