ヒメヘビイチゴ Potentilla centigrana
(型) タチゲヒメヘビイチゴ

2024.5.25 更新

ヒメヘビイチゴ

分類
バラ科 キジムシロ属
植生環境
山地
開花時期
6-8月 明るい林床 やや湿ったところ
地域
全国
特記
 -
特徴
茎が地を匍って拡がります。葉は3小葉からなり明るい緑色、小葉は倒卵形で鈍頭、質は薄く1-3cm、裏は粉白色。粗く大きい鋸歯があります。
花は葉と対生する位置から柄を伸ばして1輪ずつ付き付き、6-8mmほどと小さく明るい黄色、裂開前の葯は赤い。
茎に長い毛が多く見られるものはタチゲヘビイチゴと呼ばれますが、近年は分けない。
備考
エングラー : バラ科
近似種
ツルキンバイ : 花が15-20mmと大きく、小葉の先が尖る。
撮影地
2021.4千葉県君津市  他

ヒメヘビイチゴ

細い茎が地を匍って広がり、葉に対生するように1花が付く。花は小さく、葉も質が薄い。 (2024.5 新潟県阿賀町)


ヒメヘビイチゴ

花は葉と対生して1輪だけ付きます。大きな2枚の托葉が目立ちます。 (2016.5 山形県小国町)


ヒメヘビイチゴ

花は径6-8mmほどと小さい。裂開前の葯は赤色。萼片と副萼片はほぼ同長。 (2016.5 山形県小国町)


ヒメヘビイチゴ

葉は3小葉で薄い。托葉は卵形で大きい。 (2014.5 東京都八王子市)


(型) タチゲヒメヘビイチゴ (f. patens = synonym)

ヒメヘビイチゴ

茎に長い毛が見られるものはタチゲヘビイチゴと呼ばれますが、本種に含まれます。 (2015.5 新潟県十日町市)