オオダイコンソウ Geum aleppicum


オオダイコンソウ

分類
バラ科 ダイコンソウ属
植生環境
海岸 里 山地
開花時期
6-9月 草地
地域
中部以北
特記
 -
特徴
ダイコンソウより大型で、丈は60-100cm、茎などに長い毛が多く見られます。根生葉は3-11小葉からなる羽状複葉で、小さな葉片が混じります。頂小葉が大きく5-10cmの菱状卵形、鋭い歯牙があります。茎葉はふつう3子葉で、小葉の先が尖り、粗く大きな鋸歯があります。托葉は大きい。
花は枝先に1つずつ付き、径15-20mm、萼片は5個で反り返り、小花柄には短毛が密生し、粗い長毛が混じります。
備考
エングラー : バラ科
近似種
ダイコンソウ : 丈が60cm以下、根生葉は5小葉まで、小葉の先端は鈍頭~円頭、果実は球形。
カラフトダイコンソウ : 茎に剛毛があって、茎葉が丸く大きい。
撮影地
2014.5 五所川原市  他

オオダイコンソウ

草丈は1m近くなることもあり、ダイコンソウより大きい。茎もがっしりしている。 (2016.5 青森県階上町)


オオダイコンソウ

花はダイコンソウよりやや大きく、径1.5-2cm。萼片は反り返ります。 (2014.5 青森県五所川原市 / 2007.6 北海道礼文町)


オオダイコンソウ

根生葉や下部の葉は頭大羽状に裂け、小片が混じります。 (2016.5 青森県階上町)


オオダイコンソウ

中部以上の葉は多くは3小葉で小片が混じることがある。基部に見えるのは托葉で大きい。 (2016.5 青森県階上町)