トキワサンザシ Pyracantha coccinea

2025.5.11 更新

トキワサンザシ

分類
バラ科 トキワサンザシ属
植生環境
里 山地
開花時期
5-6月  
地域
外来種 (西アジア原産)
特記
生態系被害防止外来種リスト掲載種
特徴
ピラカンサの名でも知られ、庭や公園にも植えられることの多い外来の低木ですが、最近も里や低山でもしばしば逸失して見かけます。
茎には鋭い刺があり、葉は互生、短枝には束生し、倒披針形~狭倒卵形、両面無毛。
花は多数が散房状に付き、径7mm、柄や萼は有毛、果実は径5-8mm、赤熟します。
備考
エングラー : バラ科
類似種
タチバナモドキ : 葉は狭長楕円形~狭倒卵形で裏面は面毛が密にあって白い。果実は黄橙色に熟す。
撮影地
2011.5 茨城県筑波山  他

トキワサンザシ

庭などに植栽されることも多いが、12月頃、果実をヒヨドリやムクドリなど鳥が好んで食べるので、逸失も多く見られる。 (2024.5 千葉市)


トキワサンザシ

花は径1cm、雄しべは約20個。 (2011.5 茨城県筑波山)


トキワサンザシ

花序は有毛、萼にも毛がある。 (2021.5 千葉市)


トキワサンザシ

果実は径5-8mmのやや潰れた扁球形 (2016.11 千葉市)


(参考)

トキワサンザシ

葉の幅がこの仲間の他種より広く、倒披針形~狭倒卵形。鋸歯がもっと不明瞭なものも多い。 (2023.10 千葉市)


(参考)

トキワサンザシ

花序も萼も有毛なので本種推定ですが、果実が鮮やかな赤色で果実が少し大きいもの。タイトウカマツカとの交配種(園芸種)かもしれないと思った。 (2023.10 千葉市)