タカネザクラ

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バラ科 Rosaceae
標高2800mまで見られるサクラ。
丈は2-8m、葉は4-9cmの倒卵形~倒卵状楕円形で先は尾状、基部は円形~鈍形、欠刻状の重鋸歯があり、先は鋭い。ふつう、両面無毛。
花は前年の枝に1-3個、葉の展開と同時に咲き、径1.5-3cm、花弁の先端は凹みます。萼筒は筒状鐘形~鐘形で無毛。
葉の両面、葉柄、花序の柄、花柄、萼筒に開出した毛が見られるものは、チシマザクラと呼びます。

 

2018.6.28 更新
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  • 花2
  • 葉2
  • 葉3

タカネザクラ-全体

稜線付近の登山道沿いに沢山ありましたが、全終わり気味で、
咲いていたのはこの株だけでした。(2018.6 山形県月山)

タカネザクラ-全体

(2011.6 宮城県不忘山)


タカネザクラ-全体3

(2018.6 長野県八ヶ岳)


タカネザクラ-全体4

果期。ただし果実はまだ若い。
(2012.7 山形県月山)

タカネザクラ-花

花は淡いピンク。花柄などに毛はありません。
(2018.6 長野県八ヶ岳)

タカネザクラ-花2

萼は無毛、萼筒は6mm、裂片にはわずかに鋸歯が見られます。
(2018.6 長野県八ヶ岳)

タカネザクラ-実

果実は黒く熟します。写真はまだ若い。
(2012.7 山形県月山)

タカネザクラ-葉

葉の縁には欠刻状の重鋸歯があり、鋸歯の先端は尖ります。
(2012.6 山形県月山)

タカネザクラ-葉2

葉裏に毛は認められませんでした。
縁の重鋸歯の先端は腺になっている。(2018.6 長野県八ヶ岳)

タカネザクラ-葉3

葉柄の上部に蜜腺が付きます。粉状のものは何かの花粉と思われ、
無視してください。(2018.6 長野県八ヶ岳)