タカオフウロ (またはミツバフウロの別形状)

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フウロソウ科 Geraniaceae
ミツバフウロのうち、萼や花柄などに開出する毛が見られるものです。以前は変種とされていましたが、現在はミツバフウロに含まれます。

 Y-Listではミツバフウロのsynonym、「日本の野生植物」では変種で記載されているが、品種として扱うべきとのコメントがある

 

2017.8.27 更新
  • 全体
  • 花2
  • 花3
  • 葉2
  • 中間型
  • 同2
  • 同3
  • 感想

タカオフウロ-全体

花や葉などの姿はミツバフウロとの違いがなく、遠目では区別できない。
(2012.9 東京都高尾山)

タカオフウロ-花

花色は淡ピンク~白で紫色がかった筋が見られます。
(2012.9 東京都高尾山)

タカオフウロ-花2

萼や花柄の毛は開出。
(2012.9 東京都高尾山)

タカオフウロ-花3

子房に毛が見られ、萼の内側にも開出毛があるように見えるものもありました。
(2017.8 東京都高尾山)

タカオフウロ-実

果実にも毛が見られました。
(2012.9 東京都高尾山)

タカオフウロ-葉

葉は3深裂、茎の毛も開出していましたが、やや下向き加減のものも見られました。
(2012.9 東京都高尾山)

タカオフウロ-葉2

葉裏。ミツバフウロに同じ。
(2017.8 東京都高尾山)

タカオフウロ-茎

開出する毛が多く見られました。
(2017.8 東京都高尾山)

タカオフウロ-中間型

ミツバフウロ(狭義)との中間型。多くの圧毛に開出毛がまばらに見られました。
腺毛ではないかと思われるものも混ざっていました。(2017.8 東京都高尾山)


果実に見られる開出毛もまばら。
(2017.8 東京都高尾山)

タカオフウロ-中間型3

茎に見られる開出毛もまばら。
(2017.8 東京都高尾山)

高尾山では、タカオフウロと呼ぶものとミツバフウロは隣接したり共棲したりしており、中間型も見られ、連続的であると思われます。