エゾフウロ Geranium yesoense var. yesoense
(品種) フギレエゾフウロ

2022.8.1 更新

エゾフウロ

分類
フウロソウ科 フウロソウ属
植生環境
海岸 里 山地
開花時期
7-8月 草地
地域
北海道 青森 岩手
特記
 -
特徴
ハクサンフウロの基準変種。
茎に下向きの伏毛があり、葉は掌状に5深裂、更に3中裂。葉表には伏毛が裏面には粗い毛が密。
花は2.5-3cm、ハクサンフウロに比して、萼に開出する毛が密生する。
花弁が浅く切れ込むものをフギレエゾフウロと呼ぶ。
備考
エングラー : フウロソウ科
類似種
ハマフウロ : 萼に開出する毛が少なく、葉の裂け方が中裂、裂片幅は更に広い。
ハクサンフウロ : 萼に屈毛があり、葉の裂け方が少し浅く、裂片幅が細い。
撮影地
2016.6 青森県八戸市  他

エゾフウロ

東北では、主に太平洋側の海岸に分布しています。 (2016.6 青森県東通村)


エゾフウロ

萼に開出する毛が密に見られます。花柄の毛も開出すると「日本の野生植物」に記載がありますが、必ずしもそうではないように思っています。 (2014.7 青森県八戸市)


エゾフウロ

葉は5深裂、さらに2-3中裂で裂片の幅が広く、全体に軟毛があります。 (2016.6 青森県東通村)


エゾフウロ

葉裏にも長い毛が多く見られました。茎に下向きの圧毛がある。 (2016.6 青森県八戸市)


(品種) フギレエゾフウロ f. lobatodentatum

フギレエゾフウロ

花弁が浅く切れ込むもの。ふつうのエゾフウロに混ざって見られる。ここのものは同一個体であっても切れ込み方、深さは千差万別で、切れ込みの目立たないものもあった。 (2012.7 青森県八戸市)