ゲンノショウコ Geranium thunbergi
(品種) ベニバナゲンノショウコ

2023.10.16 更新

ゲンノショウコ

分類
フウロソウ科 フウロソウ属
植生環境
里 山地
開花時期
7-10月 草地 道ばた 林縁
地域
全国
特記
 -
特徴
一番身近なフウロソウで、下痢止め漢方薬として重宝されてきた野草。
丈は30-50cm、茎や葉柄に開出または下向きの毛が多く、上部には腺毛も見られます。葉は幅1-8cm、下部は5中~深裂、上部は3深裂し、裂片は卵形で鋸歯があります。
花は葉腋から伸びた柄に2輪ずつ付き、径1-1.5cm、花柄には開出する毛に腺毛が混じります。萼にも腺毛が密生。 花色は白花(淡ピンク)と赤花(濃ピンク)・・・ベニバナゲンノショウコがあります。西日本に多い赤花は萼の毛が長い傾向が見られます。
備考
エングラー : フウロソウ科
類似種
 
撮影地
2020.10 千葉市  他

ゲンノショウコ

近所では林縁で見られる事が多く、丈は20cm前後のものが多い。花はふつう白~淡ピンク。 (2023.10 千葉市)


ゲンノショウコ

花柄に2輪ずつ付き、萼、花柄、茎などに毛が密生しており、腺毛が多く混じります。萼には3脈がある。 (2019.10 千葉県山武市)


ゲンノショウコ

はじけて種子を飛ばした後の状態。頂点を支点に下側からはじけるのはフウロソウ科独特の構造。 (2009.11 千葉市)


ゲンノショウコ

葉は下部では5中~深裂、上部では3深裂。裂片は卵形~倒卵形。 (2019.10 千葉県山武市)


(品種) ベニバナゲンノショウコ f. thunbergii

ベニバナゲンノショウコ

西日本に多いと聞きますが、関東でも目にします。 (2019.10 千葉市)