ツルガシワ

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キョウチクトウ科 Apocynaceae
ガガイモ科 Asclepiadaceae
丈は0.5-1m、先端はツル状になります。中央下部のまとまって数対、12-25cmの卵円形~広楕円形の葉を付けます。先は短く尖り、基部は円形~くさび形で柄があります。上部の葉は小さくて細く、狭卵形~披針形。
花は上部の葉腋から短く伸びた柄に複数付き、花径8-10mm、花冠裂片内側は白毛が見られます。
良く似たクサナギオゴケは下部の葉が2-3割小さく、葉がやや薄く、側脈は少ない。花序柄が長く伸びて花序が大きく見えます。

 日本の野生植物では、ツクシガシワを含む。

 

2019.1.11 更新
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  • 花2
  • 葉2
  • 葉3

ツルガシワ-全体2

下部はタチガシワとよく似ていますが、 上部がよく伸びて他のカモメヅルと同じような感じ。クサナギオゴケとも似ていますが、下部の葉が圧倒的に大きい。(2016.8 栃木県日光市)

ツルガシワ-全体

上部が細長く伸びて、撮りにくいことこの上ない。
(2015.6 栃木県 旧・足尾町)

ツルガシワ-全体2

下部の葉と上部の葉は大きさが極端に違います。
(2015.6 栃木県 旧・足尾町)

ツルガシワ-全体4

(2015.6 栃木県 旧・足尾町)


ツルガシワ-花

花序は葉腋から伸びた短い柄に付きます。全体の姿形が似たクサナギオゴケ
花序柄が長く、葉の基部に花が集まる姿にならない。(2015.6 栃木県 旧・足尾町)

ツルガシワ-花2

花冠裂片には白毛が散生しています。
(2015.6 栃木県 旧・足尾町)

ツルガシワ-実

まだ花も咲いているのに果実も大きくなっているものもありました。
(2016.8 栃木県日光市)

ツルガシワ-葉

葉は卵円形~広楕円形で先がツンと尖り、基部は円形~くさび形。
(2015.6 栃木県 旧・足尾町)

ツルガシワ-葉2

葉裏。
(2016.8 栃木県日光市)

ツルガシワ-葉3

上部の葉は急に小さく細くなります。
(2015.6 栃木県 旧・足尾町)

ツルガシワ-茎

下部の葉の葉腋部分。
(2016.8 栃木県日光市)