イヨカズラ Vincetoxicum japonicum
(品種) クロバナイヨカズラ

2024.7.5 更新

イヨカズラ

分類
キョウチクトウ科 カモメヅル属
植生環境
海岸 里
開花時期
5-7月 草地
地域
本州以南
特記
 -
特徴
海岸に近い所に多いようで、乾いた草地などにあるようです。
丈は30-80cm、普通自立しますが、上部でツル状になることがあります。葉は楕円形で3-10cm、厚みがあって光沢があり、先は円頭から鈍頭ですが、脈の先端部だけ小さく尖り、基部も丸く柄があります。
花は葉腋から柄が伸びてそれぞれ花序を付け、径約8mm、花冠は5裂で淡黄白色。
花色が暗紫色を帯びるものはクロバナイヨカズラと呼ぶ。
備考
エングラー : ガガイモ科
類似種
シロバナクサタチバナ : 全体に大きく、葉は薄くて大きく、花色は白でやや大きい。
撮影地
2012.6 静岡県下田市  他

イヨカズラ

上部の葉腋から花序を出します。葉は対生。 (2017.6 静岡県下田市)


イヨカズラ

花は径8mm、この仲間共通で、中央にずい柱、それを押さえるかのように副花冠が取り巻きます。 (2019.6 千葉県一宮町)


イヨカズラ

果実は広披針形で長さ4-6cm、幅1-1.5cm。 (2024.7 千葉県銚子市)


イヨカズラ

葉は楕円形。先端だけ、小さく短く尖っています。葉表は光沢がありますが、縁に屈毛があり、脈上や面にも少し見られました。  (2017.6 静岡県下田市)


イヨカズラ

茎や葉柄には短毛が密生。 (2017.6 静岡県下田市)


(品種) クロバナイヨカズラ f. puncticlatum

クロバナイヨカズラ

花が暗紫色を帯びるものをクロバナイヨカズラと呼ぶ。写真のものはそこまで濃くはないが、品種なので多目に見てください。 (2022.6 千葉県銚子市)