コケコゴメグサ

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 ハマウツボ科 Orobanchaceae
 ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
丈が2-5cmの小さなコゴメグサ。
葉は楕円状~円状の扇形で縁は葉裏側に反り気味となり、先は丸く基部は柄状、互生します。茎や葉、花冠外側などに腺毛が多く見られます。
花は上部の葉腋に1花ずつ付き、3-6mmと小さい。花柱は花冠から外に突き出ません。

 

2014.8.9 作成
  • 全体
  • 全体2
  • 全体3
  • 葉2

コケコゴメグサ-全体

咲き始めたばかりで、草丈は2-3cmほど、花もまばらで小さくて白い花崗岩の小石と紛らわしく、登山道沿いの足下にあっても気づきにくい。(2014.8 長野県木曽駒ヶ岳)

コケコゴメグサ-全体2

コメバツガザクラの中にあったもの。小さいので、
草陰に隠れているものも多く見られました。(2014.8 長野県木曽駒ヶ岳)

コケコゴメグサ-全体3

茎に葉が4-5枚付き、それより上の葉腋から花を付けていました。
(2014.8 長野県木曽駒ヶ岳)

コケコゴメグサ-花

花は他のコゴメグサと大きく変わりませんが、大きさは3-5mmと小さい。
上唇外側には腺毛が見られます。(2014.8 長野県木曽駒ヶ岳)

コケコゴメグサ-葉

葉は楕円状~円状の扇形、葉表には腺毛が見られます。開花中の花より上部の
展開中の葉は赤味を帯びるものが多いようです。(2014.8 長野県木曽駒ヶ岳)

コケコゴメグサ-茎
茎には腺毛が多く見られます。さらに、腺毛より遙かに短い屈毛(黄色い矢印)が
ありますが、目視困難。写真は霧に濡れており、屈毛は濡れると見えにくいので、この写真よりもっと多いと思われます。(2014.8 長野県木曽駒ヶ岳)

コケコゴメグサ-葉2

葉裏。縁が裏側に巻き、葉脈も盛り上がっていて、凹凸の激しい形。
葉脈などに腺毛と単純毛が散生。(2014.8 長野県木曽駒ヶ岳)