シラガミクワガタ (またはバンダイクワガタの別形状)

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 オオバコ科 Plantaginaceae
 ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
キクバクワガタの亜種であるミヤマクワガタの変種。
丈は15-25cm、全体に腺毛が多く、葉は三角状卵形~狭卵形で浅く揃った鋸歯があり、時に重鋸歯となります。基部は円形~くさび形で、下部の葉には長い柄がある。
花は茎頂に総状に10-20個付き、花径1cmで青味が強く、花冠4裂で下側裂片が小さい。
ミヤマクワガタは葉の鋸歯が不規則でやや深く、花色も青紫色~紫色のものが多い。同種のsynonymのアカイシミヤマクワガタは赤紫色の花色になり、バンダイクワガタは、葉の縁が重鋸歯になる。
基準種のキクバクワガタはミヤマクワガタより葉が小さく、裂け方が深い。

日本の野生植物では、バンダイクワガタのsynonymとされています。

注:<逸出>としたものは、本来の自生地ではなく、雪崩れ等何らかの理由で下流に流れ着いたと推察されるため。河原にあり、明らかに本来の環境とは異なるため、記載しました。その後、この場所では見られなくなりました。

 

2017.6.4 更新
  • 全体
  • 花2
  • 葉2

シラガミクワガタ-全体

(2007.4 筑波植物園) <植栽>


シラガミクワガタ-花

ミヤマクワガタと同形ですが、青みが強い。
以下同一場所での撮影ですが、全体や茎葉等、露出のミスで写っておらず、
逸出とはいえとても悔やまれます。 (2017.5 青森県) <逸出>

シラガミクワガタ-花2

花序の軸、花柄などに腺毛が密生。
(2017.5 青森県) <逸出>

シラガミクワガタ-葉
下部の葉。葉の鋸歯は浅く、且つ揃っているのがミヤマクワガタとの違い。
茎葉では、柄はほとんどないかごく短い。葉が軟質な印象でしたが、
本来の環境ではないので、よくわからない。(2017.5 青森県) <逸出>

シラガミクワガタ-葉2

葉裏や縁に腺毛が多く見られる点も、ミヤマクワガタと異なるように感じました。
(2017.5 青森県) <逸出>