ギンリョウソウモドキ (アキノギンリョウソウ)

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ツツジ科 Ericaceae
イチヤクソウ科 Pyrolaceae
菌従属栄養植物。 
ギンリョウソウに良く似ていますが、夏の終わり頃に咲きます。
丈は10-30cmと少し大きく、鱗片葉が被針状長楕円形でやや細く、不規則な歯牙が見られるのが顕著な違い。花弁にも不規則な歯牙があります。果実は蒴果。
ギンリョウソウは鱗片葉が長楕円形で全縁。

 菌類に依存して栄養を得ている植物。キノコ類の菌が本種の根に侵入しつつ腐敗物を分解し、それを本種が栄養にしていると考えるようになった。従来の腐性植物の大部分が含まれるようです。

 

2017.11.1 更新
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  • 鱗片葉


ギンリョウソウによく似ていますが、花がわずかに細長い印象でした。
(2012.9 東京都三頭山)

ギンリョウソウモドキ-全体2

咲き始めの状態。
(2012.9 山梨県茅ヶ岳)

ギンリョウソウモドキ-全体3

この年は夏から雨が少なかったせいか、傷んでいるものが多かったですが、傷み方が
ギンリョウソウと異なるような気がします。(2012.9 東京都三頭山)

ギンリョウソウモドキ-花

(2012.9 東京都三頭山)


ギンリョウソウモドキ-葉

縁に歯牙が見られます。ギンリョウソウとわかりやすい違いですが、肉眼ではわかりにくい。
写真はまだ葉が展開していない状態のもの。(2012.9 山梨県茅ヶ岳)

ギンリョウソウモドキ-実

果実は蒴果で3-5室からなります。矢印の部分で縦に裂開しています。
(2017.10 千葉市)