ヤブマオ Boehmeria japonica var. longispica

2022.9.5 更新

ヤブマオ

分類
イラクサ科 カラムシ属
植生環境
里 山地
開花時期
8-10月 林縁 林内
地域
全国
特記
 -
特徴
丈は1m前後、葉は15cm前後の卵状長楕円形~卵形で、粗い鋸歯があり、先端は尾状に尖ります。鋸歯は葉の先端ほど粗くなる。ややゴワゴワした感じで、ザラつき感はよく似たメヤブマオとハマヤブマオの中間のような印象。
花は雌花序が茎の上部に付き、雄花序はふつうなく、あっても花粉の稔性は低い。
備考
エングラー : イラクサ科
類似種
トガリバヤブマオ : 本種の基準種。葉が薄く、上半がさらに粗く、重鋸歯になる。西日本に分布。
ハマヤブマオ : 葉はヤブマオより厚くザラツキ感があり、鋸歯は細かい。裏面にビロード状の毛がある。
撮影地
2015.9 秋田県男鹿市  他

ヤブマオ

果期。 (2022.9 千葉市)

ヤブマオ

花序は上部の葉腋に付き、球状になった小花序が多数付きます。 (2015.9 秋田県男鹿市)

ヤブマオ

葉は細かなシワが目立ち、卵状長楕円形~卵形、粗い鋸歯があり、先端は尾状に尖ります。メヤブマオなどよりザラツキ感があります。 (2013.7 千葉市)


ヤブマオ

葉裏の葉脈に沿って毛が見られます。 (2015.9 秋田県男鹿市)