オオイワカガミ (またはイワカガミ)

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イワウメ科 Diapensiaceae
イワカガミの変種で葉が大きいのが特徴。
丈は10-30cm、茎は地を匍って先端に葉が束生します。葉は革質で大きく、8-12cmあり、鋸歯が尖っていて12対以上あります。
花は総状花序に5-10個程度付き、漏斗状で先端5裂。イワカガミなどより萼裂片が長く伸び、花もやや大きめです。雄しべ5、仮雄しべ5。

「日本の野生植物」では、イワカガミと連続的で区別できないとされています。

 

2017.5.23 更新
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オオイワカガミ-全体

多雪地域でよく目にします。
(2017.5 新潟県 旧・山古志村)

オオイワカガミ-全体2

花数が多く、時に花序が分枝します。
(2016.5 新潟県 旧・高柳町)

オオイワカガミ-全体3

花色の薄もの。
(2017.5 新潟県 旧・山古志村)

オオイワカガミ-全体4

何らかの理由で前年の葉が失われてしまっているもの。
(2015.4 新潟県 旧・新井市)

オオイワカガミ-全体5

葉は雪に埋もれて冬を越し、春に新葉とともに花芽が上がってくる。
(2017.5 新潟県 旧・山古志村)

オオイワカガミ-花

花は5-10小が総状に付きます。
(2015.4 新潟県 旧・新井市)

オオイワカガミ-花2

(2016.5 新潟県 旧・高柳町)


オオイワカガミ-花3

花冠は長く、萼裂片も長い。萼の外側にある線形のものは苞で
1花に数個あります。(2015.4 新潟県 旧・新井市)

オオイワカガミ-蕾
本種と同所的にあるオオイワウチワの葉は区別は難しいと感じますが、
花がなくても蕾か花の終わったものが花序であれば本種。
翌春まで残ることも少なくない。(2015.4 新潟県加茂市)

オオイワカガミ-葉

葉はイワカガミより遙かに大きく、
写真のようによく重なってしまっています。(2008.5 群馬県谷川岳)

オオイワカガミ-葉2

葉の鋸歯も10個より遙かに多い。
(2014.6 長野県栄村)

オオイワカガミ-葉3

葉は地下の根茎の先端に束生し、花序柄はその中央から伸びます。
イワカガミ属共通でイワウメ属は葉腋に花が1つずつ付く。(2015.4 新潟県 旧・新井市)