マスクサ Carex gibba

2024.7.27 更新

マスクサ

分類
カヤツリグサ科 スゲ属
植生環境
里 山地
開花時期
4-6月 やや湿ったところ 林縁
地域
本州以南
特記
 -
特徴
丈は30-70cm、叢生し、茎には3稜がある。
小穂は5-8個、苞の脇に1つずつ付き、下部では離れて付く。小穂は長楕円形で5-10mm、上部には雌花、下部に少数の雄花が付く。果胞は3-3.5mmの扁平な広卵形、鱗片より長い。柱頭は3岐。
備考
エングラー : カヤツリグサ科
類似種
タカネマスクサ : 柱頭は2岐 低山林床で見られる
撮影地
2021.5 千葉市  他

マスクサ

小穂は雌雄性(小穂の先のほうに雌花、基部に雄花が付く)。小穂ごとに長い苞が付く。 (2021.5 千葉市)

マスクサ

花期。小穂の基部付近に雄花が付き、その上は全て雌花。柱頭は3岐。 (2022.5 千葉市)

マスクサ

果胞は広卵形で3-3.5mm、偏平で横方向に湾曲し、縁に翼があって鋸歯が見られます。先は短い嘴がある。鱗片は果胞より短い。 (2021.4 千葉市)


マスクサ

基部の鞘は淡色でした。 (2022.5 千葉市)


(参考)

マスクサ

小穂が塊状で、時に最下の小穂のみ離れて付くもの。放棄田の水湿地で見られたもので、この周囲ではこのようなものが多数群れていて、普通の型のものは見られず、一見では本種と判断出来なかった。苞がかなり長い、雌雄性、柱頭3岐、果胞の形、先に2歯、上端縁に小歯、鱗片が明らかに小さいなどから、本種としたが・・・。時期の影響もあるかもしれない。 (2024.7 千葉市)