ミヤマキケマン

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ケシ科 Papaveraceae
フウロキケマンの変種で茎が太くがっしりしていて、花が密で数も多いものです。
丈は20-45cm、葉は1-2回羽状複葉でさらに深裂し、小葉には欠刻があります。
花は茎頂に密に多数付き、20-23mmで鮮やかな黄色。果実は線形。
掲載の地域では近縁のフウロケマンエゾキケマンも少なく、春の山地の黄色いケマンソウのほとんどは本種です。

 

2019.5.13 更新
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ミヤマキケマン-全体

山地で見る春の黄色いケマンソウは多くがこれです。
(2016.4 東京都高尾山)

ミヤマキケマン-全体2

(2016.4 長野県辰野町)


ミヤマクケマン-全体3

富士山4合目付近で咲いていたもの。富士山の強い吹き下ろし風のせいか、
丈が低く、茎が地を匍うように広がっていました。(2014.5 静岡県富士山)

ミヤマキケマン-全体4

咲き始め
(2019.5 静岡県富士山)

ミヤマキケマン-花

花は多数付きます。
(2008.4 新潟県角田山)

ミヤマキケマン-花2

花は20-30mmくらい。
(2016.4 東京都高尾山)

ミヤマキケマン-花3

花正面。上側花弁と下側花弁の間にあるのが内側花弁で、
先端で左右2枚が合着している。(2016.4 東京都高尾山)

ミヤマキケマン-花4

苞は小さく、花序の下部のものは不規則に裂けるものが多いようでした。
(2016.4 東京都高尾山)

ミヤマキケマン-花5

花序の上部の苞は、ほとんど裂けず、このような感じでした。
花の基部に付いているのは萼?(2016.4 東京都高尾山)

ミヤマキケマン-花6

淡色系の花のもの。
(2014.4 福島県いわき市)

ミヤマキケマン-実

朔果は弓状にしなっていることが多く、数珠状にくびれます。
(2014.5 東京都八王子市)

ミヤマキケマン-葉

葉は1-2回羽状複葉で更に裂けます。色はやや白っぽい。
(2014.5 東京都八王子市)

ミヤマキケマン-茎

茎や葉柄などは無毛。
(2016.4 東京都高尾山)

ミヤマキケマン-芽出し

1年目ではないかと思われる小さな株の芽出し。
葉が白っぽいので他と区別できます。(2015.3 東京都高尾山)

ミヤマキケマン-芽出し2

こちらは立派なもの。
(2015.3 東京都高尾山)

ミヤマキケマン-風景

沢沿いの林道の半分を埋めて、咲いていました。
(2016.4 長野県辰野町)